外壁材のサイディングとは?種類と特徴を解説します
こんにちは!
清須市で外壁塗装工事・屋根塗装工事専門店の株式会社大和創建です。
今年は暖冬ですが、暖かい日が続いたり急に寒くなったりを繰り返して
身体がついていかないですね😥
体調管理が難しいですが、インフルエンザや風邪などにかからないようお気をつけくださいね☺️
さて今回は、外壁に使用される外壁材の一種『サイディング』とは一体どんなものなのかについて
種類と特徴を解説いたします。
サイディングとは
現在国内で最も利用されている外壁材の一種
建物の外壁に使用する外装材の一種で、現在日本で最も多く使用されている外壁材です。
サイディングの工法は、金属質や木質の薄い板を並べて外壁に張り付け、パネル間の溝をコーキングで埋めることで防水加工をおこないます。
サイディングには素材別に4種類あります。
窯業系サイディング
金属系サイディング
樹脂系サイディング
木質系サイディング
種類によって特徴が異なるので、どの外壁を選べばよいか迷ってしまうかもしれません。
それぞれの特徴をあげていきますので、ご参考になさってくださいね。
窯業系サイディング
窯業系サイディングは、サイディングの中でも一番大きいシェアを持つサイディングです。
外壁材の中でもサイディングのシェアは8割以上になります。
ここまで普及した理由はさまざまなデザインに対応でき、総合力に優れているのが大きな要因です。
<メリット>
セメントと木質系成分を混合して作ったサイディング材で、木目調、レンガ調、ストーン柄、タイル柄、ボーダー柄など
安価でデザインが豊富です。
また防火性能、耐久性能などの品質の安定性に優れていることが特徴。
広い面積を塗っていくモルタルや漆喰(しっくい)での湿式工法に比べて、
ボードを張っていく乾式工法である窯業系サイディングは工期が短く、切断や穴あけなどの加工がしやすく施工方法も簡易です。
メンテナンスも比較的容易といったさまざまなメリットがあります。
価格・性能・施工やメンテナンスのしやすさ等、バランスがとれた外壁材といえます。
<デメリット>
デメリットとしては、蓄熱性が高いため、熱が逃げにくく、夏場は冷房が効きにくいといったこともあります。
またメンテナンス周期が早く、機能を保つために10年に一度は塗装の塗り替えを必要とします。
窯業系サイディングが雨水の浸入を防ぐ役割を果たしているのは、表面に塗装が施されているためです。
そのため表面の塗装の防水機能が衰えると、窯業系サイディングに水がしみ込み劣化していき、
最終的には構造部分にまで雨水の浸入を許すことになる可能性があります。
防水機能を保ち建物を守るためには、定期的に塗装の塗り替えを行うことが重要です。
金属系サイディング
金属系サイディングは熱に強く軽量な外壁材で、モダンなデザインにすることができます。
ガルバ二ウム外壁と呼ばれるものは、鉄を素材として作られた金属系サイディングの仲間です。
金属系サイディングは、窯業系サイディングに次いで需要の多いサイディング材です。
<メリット>
金属系サイディングは断熱材の表面に金属メッキを施したサイディング材なので、断熱性が高く軽量で安価です。
またひび割れや凍害にも強いというメリットがあります。
窯業系サイディングやモルタル壁などであれば、セメント質と繊維質からできていたり砂とセメントと水からできていることから、
衝撃や経年劣化によりひび割れがしやすくなります。
金属系サイディングは、吸水や乾燥などの影響を受けにくいため、ひび割れ(クラック)や欠けと言った劣化を起こしにくくなっています。
そのため、メンテナンスの周期も他の外壁材に比べて長いことが特長です。
さらに金属系サイディングは重量が軽いため、耐震性に優れていることもメリットです。
<デメリット>
一方で素材が金属のためデザインの幅が狭く、デザインにこだわる人には使いにくいというデメリットも。
また、金属系サイディングの表面は、刃物や鍵などの、先の鋭いもので引っかけると傷がついてしまいます。
傷を放置しておくと美観を損ねることはもちろん、そこからサビが広がり、建材が劣化してしまう可能性もあります。
そのため、金属系サイディングの外壁にする場合は、外壁の近くに物を置かないようにして、
傷がついたら業者に依頼して対処してもらうことをお勧めします。
そのほかに金属系サイディングは金属であるため、水に長い間当たると錆びやすくなっており、錆びる前のメンテナンスが大事になってきます。
塩害が多い地域など、錆が広がりやすい環境にある建物の場合は、金属系ではなく窯業系のサイディングなど他の素材の外壁材を使用した方が良いかもしれません。
木質系サイディング
木質系サイディングは無垢の木材を使用したログハウスのようなデザインになる外壁材です。
木質系サイディングは、本物の木を使っているからこその温かみと、木材だからこそ作り出せる芸術性があります。
ただし、天然の木材を利用しているため、非常に高価なのも導入のハードルが高いでしょう。
<メリット>
木質系というのは、その名の通り「天然木」を材料に、表面に塗装を施したもので、木ならではの温もりのある雰囲気を重視する、
外観デザインにこだわった住宅に使われています。
木材の風合いが活かせるなど、独特のデザインが特徴で外壁に高級感を出すことができます。
高級感を出したい場合や、木の風合いを生かしたデザインにこだわりたい場合は、木質系サイディングを使用すると良いでしょう。
また木質系サイディングは熱を吸収しにくく、断熱性が高いという特徴をもっています。
外壁の熱が直接家の中に伝わるのを防ぎ、夏場でも快適に過ごせるのもメリットです。
<デメリット>
独特のデザインが特徴の木質系サイディングですが、価格が高く、素材が木材なので劣化しやすく燃えやすいというデメリットも。
メンテナンス費用もかかるため、窯業系や金属系サイディングに比べると需要は多くありません。
天然木は水に弱いのが難点。塗装が落ち、木材に多くの水分が含まれた状態で放置していると、
カビが発生しやすく、外壁の劣化につながります。再塗装するなどこまめなメンテナンスが必要で、その分、メンテナンス費用もかかります。
また木質系サイディングは取り扱いが難しく、高い技術力を求められます。
施工難易度の高さゆえに、工事できる業者が限られるといのも木質系サイディングのデメリットだと言えるでしょう。
樹脂系サイディング
樹脂系サイディングとは、主に塩化ビニル樹脂を使ったサイディング材です
日本でのシェアはかなり少ないですが、北米では約50%も住宅で使われています。
<メリット>
樹脂系サイディングは非常に耐久性に優れており、非常に耐用年数が長い外壁材です。
耐久性が高く凍害にも強いため、北米では普及している外壁材です。
日本で普及率が高い窯業サイディングの寿命は、10~20年ほどとされていますが、樹脂サイディングの寿命は20~30年ほどです。
軽量であることから、すでに使われている外壁の上に重ね張りする工法が可能になります。
また、地震が起きた場合でも家にかかる負担を減らせます。軽量な樹脂サイディングならではのメリットです。
錆びたり、腐食したりの不安もなく、軽量なこと、他のサイディング材に比べてメンテナンスの手間が少ないなどのメリットがあります。
<デメリット>
価格が高く、施工の難易度が高めなため工事ができる業者が少ないのがデメリットです。
樹脂サイディングは塩化ビニル素材のため、温度によって素材が非常に伸び縮みします。
このため、施工する季節によって取り付ける方法が変わり、工事難易度が高いです。
また、日本では珍しい外壁素材のため、施工技術を持っている業者はほとんど存在しません。
施工するときに技術が必要になるため、材料費以外の部分で費用が高くなるケースも多いです。
需要が少ないため展開しているデザインも少ない傾向があり、デザインにこだわりたい人にはあまり向いていない外壁材でしょう。
まとめ
本日は、4種類サイディングの特徴についてお話いたしました。
サイディングと言えば「窯業系サイディング」と言われていますが、それぞれの特徴を比べてみて、
ご自身の理想に合った外壁材を選んでみてくださいね😊
どんな外壁材を選んだらよいかお悩みの方は、是非大和創建にご相談ください❗
大和創建では無料でご相談・診断・お見積りさせていただきます😆お気軽にお問合せくださいね👌