外壁塗装の流れについて・・・①
株式会社 大和創建です。
続いて、②の高圧洗浄の説明をしたいと思います。
「汚れを落として外壁や屋根を綺麗にするためだけなら洗浄は省いてもいいんじゃないの?」とか、「水しぶきがたくさん飛んで、周辺もずぶ濡れになるし、近所のいえにも飛ぶんではないの?」と意見がありますが、外壁や屋根の汚れを強力な水圧で洗い落と「高圧洗浄」は、外壁塗装工事では絶対に欠かせない作業の一つです。
その理由は、高圧洗浄によって塗料が外壁に密着するということです。
説明としては、外壁や屋根の表面に塗装してできた塗膜は、毎日屋外で紫外線・雨風・排気ガスなどにさらされているので、年月とともに耐久性が劣化していきます。
劣化した場合、そのままボロっととれるわけではなく、少しづつ粉化していきます。その現象を、「チョーキング現象(白亜化現象)」といいます。分かりやすく言えば、外壁の表面を手で触ると塗装と同じ色の粉が手についてしまうことです。
その、チョーキング現象が起こっている外壁を、そのまま塗料を塗っても、劣化した塗膜には粘着力がないため、一緒に新しくぬった塗料まで剥がれてしまうのです。そうなると、塗装から年数が経過していなくても本来の耐用年数を迎える前に外壁修復が必要になってしまうのです。
つまり、外壁塗装における高圧洗浄作業は、せっかく塗装した塗料がたった数年で剥がれないよう古い塗膜を取り除くために行われています。もちろん、古い塗膜以外にも、カビ・藻・コケ・汚れ・チョーキング粉などの汚れをまとめて落とすことも高圧洗浄の目的です。
ただ、高圧洗浄だけで対応できない汚れもあります。その場合は、職人さんが、薬剤などをつかいながら落とす作業があります。また、乾燥後に若干粉が残ってるケースもあります。これは、手抜きというわけではなく、高圧洗浄では取り除けなかった旧塗膜が粉化したものです。それを、完全になくなるまで洗浄すると、今度は下地にまで影響を及ぼす可能性があるので、その場合は、塗料をしっかり外壁に密着させるために、プライマー・フィラー・シーラーといった密着性を高めるための下地材を塗ります。
といった説明を長々としましたけど、まとめると、高圧洗浄は、長年の汚れを落とすのに欠かせない作業なのです。
次回は、③の養生作業の説明をさせて頂きます。
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