日本の集合住宅の空室率は年々上がっています。人口の減少はもちろんですが、その理由の一つにアパートに住む方たちの価値観が変わっていることがあります。

アパートに住む人たちの大半は20代～40代の若年層です。大学生であったり、新婚夫婦であったり、転勤を頻繁にされる方です。

そこで考えておくべきことは彼らの価値観です。育ってきた環境を踏まえると1世代上の50代～60代の方に比べると非常に恵まれたキレイなお家で育ってきたのです。

そういった人たちが求めるものとして、「駅から近いこと、治安が良いこと、そして家賃が安いこと」という環境面ももちろんありますが、多くは「きれいな外観や内観」という「見た目・第一印象」を重視する傾向があります。

そういう価値観の人たちをアパ―トにご案内して、もし外観が古びていたり、サビていたり、木部が腐食している、「もし友人を呼ぶとどう思われるだろうか？」という価値観が働きます。そのため多少家賃が高くても、外観がキレイなアパートを間違いなく選びます。

またキレイなだけでなく、外壁塗装でデザイン性もアップすることで更なる入居率のアップを見込むことができます。

家賃の値下げなども有効な空室対策ではありますが、それによりメンテナンス費が抑えられてしまうと、後から大きな修繕費がかかることもありますので慎重な検討が必要です。

アパート・マンションの空室対策・入居率アップには定期的なメンテナンスで外観美しく保ち、建物を長持ちさせることをお勧めいたします。