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ラジカル制御型シリコン塗料とは?特徴とメリット・デメリットについて

豆知識スタッフブログ 2023.07.03 (Mon) 更新

こんにちは!

清須市で外壁塗装工事・屋根塗装工事専門店の株式会社大和創建です。

塗装をお考えの方は、調べたりしている中でラジカル制御型シリコンという名前を聞いたことのある方も多いと思います。

しかし、塗料や塗替えに詳しくないと聞き馴染みがなく、よく分からない方も多いですよね🤔

今回は、ラジカル制御型シリコンとはどのような塗料なのか、シリコン塗料との違いなどもご紹介していきます😉👍

 

 

ラジカル制御型シリコン塗料とは?

ラジカル制御型シリコン塗料は、外壁塗装用の塗料の1種です。

塗料には様々な種類があり、ウレタン、アクリル、シリコン、フッ素など塗料の主成分である合成樹脂の名前がつけられています。

ラジカルというのは合成樹脂の名前ではなく、塗膜の劣化を促進させる原因物質のことを指します。

そのラジカルを発生させない抑える機能がある塗料を「ラジカル制御形塗料」と呼びます。

ラジカル制御型塗料の主成分はアクリル樹脂やシリコン樹脂など、他の塗料と同じ合成樹脂が使用されています。

 

ラジカルについて

上でラジカルは塗膜の劣化を促進させる物質と書きましたが、もう少し詳しく説明していきます。

塗料の顔料に含まれる酸化チタンに紫外線が当たると、発生するエネルギーです。

ラジカルは有機物を攻撃して分解する性質を持っているため、樹脂同士の結合破壊し、塗膜劣化の大きな原因になります。

チョーキング現象(外壁を手で触るとチョークのように粉がつくこと)が具体的には起きやすくなります。

ラジカルを発生させない方法とは?

各メーカーによっても様々ですが、酸化チタンに注目し、酸化チタンをコーティング(高耐候酸化チタンとも呼ばれます)することで

紫外線が酸化チタンに触れないようにし、ラジカルを極力発生させないようにする技術が使われています。

また、ラジカルを捕まえる機能を持つ光安定剤でラジカルを封じ込めて無害化します。

劣化の原因となるラジカルの発生を防ぎ、それでも防ぎきれなかったラジカルを封じ込める、という二段階の技術です。

 

 

ラジカル制御型シリコン塗料とシリコン塗料の違いは?

ラジカル制御型シリコン塗料 シリコン塗料
耐候年数 13~15年 7~10年
塗替え費用 2200円~2800円/㎡ 1800円~2000円/㎡
コストパフォーマンス 良い 普通
製品数 少ない 多い

ラジカル制御型シリコン塗料とシリコン塗料の違いを表にまとめてみました。

ラジカル制御型シリコンの方が少し塗装単価は高くなりますが、耐候年数など総合的に見て、コストパフォーマンスに優れた塗料と言えます。

ラジカル制御型シリコン塗料のメリット

比較的安価

フッ素塗料などの塗膜が長持ちする機能性塗料価格が高いのがネックですが、ラジカル制御型シリコン塗料はシリコン塗料と同じくらいの価格帯です。

機能性塗料に匹敵する機能があるのに、安価なのはとても魅力的ですね。

 

耐久性が高い

シリコン塗料が10年に対してラジカル制御型シリコン塗料は15年耐候年数です。

30年間のメンテナンスで比較するとシリコン塗料が塗替え3回に対して、ラジカル制御型シリコン塗料は塗替え2回ですみます。

同じような価格帯で塗替え費用が1回分浮きますので、コストパフォーマンスに優れています。

 

低汚染性に優れている

ラジカル制御型シリコン塗料は、綺麗なツヤ有りの光沢が出る塗膜ですので、汚れが付着しにくい塗膜です。

そのため、ツヤと色持ちが長持ちします。艶なしも可能ですが、塗膜の寿命を延ばしたい場合は艶ありがオススメ。

ラジカル制御型シリコン塗料のデメリット

実績が少ない

比較的新しい塗料なので、他の塗料に比べると実績が少なく取り扱っている業者も少ないです。

施工実績がなく、断られてしまう場合もあるそうです。

 

選べる塗料が少ない

比較的新しい塗料なので、他の塗料に比べてまだ種類が少ないです。

大手メーカーでも外壁、屋根で1種類ずつぐらいしかありませんので、選べる商品が限られます。

 

ラジカル制御型シリコン塗料はこんな人にオススメ

水性塗料を使いたい

費用を抑えつつコストパフォーマンスの良い塗料を使いたい

シリコン塗料と悩んでいる

 

 

ラジカル制御型塗料で塗装する時の注意点

施工実績がある業者に依頼する

ラジカル制御型塗料は比較的新しい塗料なので、施工したことがない業者もいます。

シリコン塗料とフッ素塗料と塗り方に大差はありませんが、知識がない場合もありますので、見積時に施工したことあるか尋ねておくといいですね。

 

相見積もりで工事内容や費用を比較する

ラジカル制御型塗料に限ったことではありませんが、複数の業者に見積り依頼をして比較しましょう。

ポイントは同じ条件で見積りを出してもらうことです。

一式表記じゃないか
塗料の製品名が書いてあるか
何回塗りか

などチェックして比較してみてください。

 

ラジカル制御型塗料は防カビ効果防藻効果にも優れています。

下地との相性もよく、サイディング、モルタル、金属、木材など何にでも塗装することができます。

シリコン塗料での塗替えをお考えでしたら、もう少しだけ予算を増やしてラジカル制御型シリコン塗料を選ぶのもオススメです。

 

 

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